INFO
2025.03.14
新たな観光スポット「丸岡城マチヨリマーケット」が丸岡城下にオープンしました。

福井県坂井市の丸岡城近くに、地域の皆様が集う新しい拠点「丸岡城マチヨリマーケット」がオープンしました。丸岡城の周辺がより活気に満ち、観光案内や地元の方々の交流の場として親しまれることを目指しております。
見どころ① 景観に調和した外観と世界的にも珍しい建物構造
平屋建てとすることで、周囲からの丸岡城の眺望を妨げず、軽量化により地下の遺構への影響も最小限に抑えています。
外壁には、丸岡城の石瓦に使われているものと同じ素材である笏谷石(しゃくだにいし)を使用し、景観との調和を図っています。また、天井を棒鋼で支える構造は非常に珍しく、それによって柱と柱の間を広く取ることが可能になっています。


見どころ② 厳選されたお土産物と丸岡城を望むことができるショップ「丸や」
ガラス張りの開放的な施設内では、丸岡城を眺めながらショップでのお買い物やカフェを楽しむことができます。
「丸や cafe」では丸岡城を望みながら地元産の食材を使用したカフェメニューを提供しており、福井名物のソースカツ丼からヒントを得たオリジナルメニューのカツサンドなどを食べる事ができます。
「丸や shop」では選りすぐりの福井の名産品や限定品が並び、丸やshop限定の福井名物「羽二重風呂敷」が販売されます。



丸や shop

見どころ③ 丸岡城から着想を得たデザインと地元の特産物を多用した内装
戦国時代のお城には「狭間(さま)」という敵に向かって鉄砲や矢で攻撃するために開けた穴があります。その「狭間」から着想を得た通気ダクトが壁面に広く使用されており、内装の特徴となっています。
また、きめ細かい繊細で美しい「越前織」を使用した案内サインも特徴で、屋内各所で使われています。外壁にも使われていた「越前青石」とも呼ばれる福井特産の笏谷石ですが、内壁にも贅沢に使用され、印象的なデザインとなっています。



見どころ④ VRによる江戸時代の天守や城下町の再現、石製の鯱(しゃちほこ)の実物展示嘉博
シアタールームでは江戸初期の天守閣と城下町をVRで再現した体験コーナーを設け、城郭考古学者の千田嘉博(せんだよしひろ)氏による解説もご覧いただけます。また、展示室では戦時中に使用された石製の鯱(しゃちほこ)も展示しております。
丸岡城
丸岡城は別名霞ヶ城とも呼ばれ、平野の独立丘陵を利用してつくられた平山城です。戦国時代の天正4年(1576年)一向一揆の備えとして、織田信長の命を受けて柴田勝家の甥・勝豊が築きました。
丸岡城天守は、江戸時代以前に建てられ当時の姿で現在まで残っている現存12天守の1つです。昭和23年の福井地震により石垣もろとも完全に倒壊しましたが、天守の材料や石垣などの主要部材の多くを再利用して昭和30年に修復修理されました。現在立ち続けている古式の風格のある姿は、消滅の危機という困難な道のりを経ても立ち上がり復興してきた証であり、その歴史は他にはない波乱の運命を歩んだものです。
皆様お誘いあわせの上、ぜひ「丸岡城マチヨリマーケット」へお越しください。